平成26年度「四賀の未来につなぐ里山事業」【四賀林研グループ (平成26年度 緑の募金交付金事業)】緑の募金公募事業の一環として四賀林研グループ主催、自然エネルギーネットまつもと共催で松本市立会田中学校公開授業が10月27日に開催されました。
●授業のテーマ
「身近なエネルギー源:木質バイオマス」
◎1時限目は座学「自然エネルギーの重要性、木質バイオマスの身近な利用方法について、マツクイ被害木とその利用等」
・講師は四賀林研グループの藤森さん(エネットまつもとMOKUBAの会代表)とエネットまつもと代表の平島さん
◎2時限目は実演体験「発電薪ストーブ、発電なべ、ロケットストーブ、TLUD、ケリーケトル(松ぼっくり5個でお湯が沸く)バイオライト(世界最小のバイオマス発電所)、木ろうそく、無煙炭化器、立ち木伐採 等」
・講師はエネットまつもとMOKUBAの会のみなさん
●日時:2014年10月27日(月)13:30?15:30
●対象者:松本市立会田中学校全校生徒約130名及び一般参加者
●参加費:無料
◎主催:四賀林研グループ
◎共催:自然エネルギーネットまつもと(MOKUBAの会)
◎後援:松本市、松本地方事務所林務課
座学を終えた全校生徒130人が屋外会場でいろいろな木質バイオマス器具を体験。ロケットストーブ、発電薪ストーブは男子生徒たちに人気です。授業の途中から小雨まじりの寒い日だったので、暖もとれる木質バイオマス体験には最適だったかもしれません。
少人数でしたが地域の方も参加もあり四賀地区の将来について語らう場面も見うけられました。
授業最後の立木伐採の実演は大迫力、山の恵みを暮らしに取り入れるアイデアや考え方について少しでしたが触れてもらえた2時間でした。
(文・写真 広報チーム渡辺)
●2014年度・第6回学習会が開催されました。
日時:2014年9月29日(月)19:00-20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
テーマ1:
「白沢砂防ダムスリット化と乳川歩き」と「南木曽土石流災害を考える」
担当講師:田口康夫さん(渓流保護ネットワーク・砂防ダムを考える水と緑の会・砂防専門部)
テーマ2:
「松本市自然エネルギー講座1年目の総集編(視察報告を含む)」
担当講師:宮澤 信さん(学習会ワーキンググループ代表)
9月29日(月)、松本市市民活動サポートセンター会議室で第6回の学習会が開催されました。
今回のメインテーマは「渓流と砂防ダム問題」。エネットまつもと会員で渓流保護の第一人者 田口康夫さんに砂防ダムのスリット化がどれほど川とその下流域の環境、さらには生態系の保護に有効なのかを教授してもらいました。
砂防ダムによる環境悪化をそろそろ真剣に考えなくてはいけない時だと強く感じました。さらにもう一つの話題の南木曽で起きた土石流災害についての現地見聞を通して思うのは、自然が起こす大災害を砂防ダムごときでは防げないと言うこと。災害が起きても影響が及ばない土地に住むことが重要ですし、行政はそのことについて紳士に取り組まなければいけないはずです。
1つの問題を放置することで複数の問題が積み重なっていくのが世の常です。逆に1つの問題に取り組み解決することで、将来的にたくさんの問題を未然に防げるはずです。
信州のすばらしき渓流「乳川」を歩くイベントも写真で紹介してもらいました。すばらしい清流!来年の夏は行くしかありません。すばらしい自然はそれ自体が生態の元気エネルギーです。
2つめのテーマとして、宮澤さんから昨年の松本市の自然エネルギー講座の報告をいただき、今年ー来年の講座の方向性について参加者で意見交換を行いました。
(レポート文・写真 広報チーム渡辺)
エネットまつもとは他の環境系グループとともに一室を借りて展示ブースを設営。会場にたくさん訪れるであろう子どもたちのために各種の発電体験グッズなどを展示しました。
目玉は昨年同様「発電エアロバイク」、一時はエアロバイク待ちの列ができるほど。その他も長野県地球温暖化防止活動推進センターから借りた、手回しのミニ発電機やうちわの風で発電するミニ風車など、体験を楽しむ子どもたちの笑顔がブースに溢れていました。
お父さん、お母さんの興味はここでも展示の「ロケットストーブ」。多くの皆さんから質問をいただきました。火を囲むナチュラルなくらしは、みんな大好なんですね。
昨年にも増して多くの方に、訪れていただき感謝です。
(レポート文・写真:広報チーム渡辺)
自然エネルギーネットまつもと&松本地方事務所環境課
第3回ミーティング
日時:2014年9月26日(金)19:00-20:30
場所:松本市市民活動サポートセンター会議室
9月26日(金)、松本市市民活動サポートセンターで地方事務所との3回目のミーティングを開催しました。松本地区で2012年につくられた「松本地域ビジョン」の自然エネルギーの普及拡大実現のための具体的な行動について話し合いました。
長野県松本地方事務所の環境課から2名、信州大学経済学部の先生1名も出席していただいた第3回目のミーティングは、エネットまつもとと地方事務所が連携した事業、イベントを今後実施していく上での意志確認を行い、その実現のための方策についての意見交換が実施されました。
最終的には行政に対しての具体的な政策提言を作ることを目標とするが、ミーティングの成果づくりとして、今年度中に来年度実施目標の共同事業案を練る方向では意見が統一されました。
*松本地域ビジョンは以下のURLでご覧ください。
http://www.pref.nagano.lg.jp/matsuchi/matsuchi-seisaku/kurashi/kaigi/vision.html
写真・文:広報チーム 渡辺
●第2回ロケットストーブ作りワークショップ
9月13日(日) 10:00?12:00、13:00?15:00
原村 たてしな自由農園
午前と午後の2回開催し、12台のロケットストーブを作りました。
一種の観光施設なので、通りがかった多くの人々が強い関心を示してくれました。
現在、ワークショップ開催依頼を2件頂戴しています。
●塩尻ロマン大学大学院講義
9月18日(木) 13:30?15:30
「自然エネルギーについて」
講師:平島安人(エネットまつもと代表)
平均年齢70歳の大学院生12名に講義しました。
詳しくはエネットまつもとのFaceBookで。
https://www.facebook.com/enet.matsumoto